今年の大型連休は、いつもお世話になっている叔母を連れての旅行となりました。この春先から疲れ果てた心身をリフレッシュしたく、宿も3ヶ月前の予約開始当日に押さえてあったので…。
2013年5月3日
名古屋を早朝5時半に出発。中央道の恵那峡S.Aで朝食をとり、岡谷J.C.Tで少々渋滞に遭遇しましたが、ほぼ順調に長野道の梓川S.Aに到着。
雪が残る北アルプスが綺麗です。
姨捨S.Aでは、善光寺平の景色や飯綱山の残雪を眺めながらソフトクリームを食べます。茶色のは普通のチョコ味ではなく、七味が入っていてちょっとピリッとします。
上信越道の小布施P.A付近では、平行して流れる川の堤防に植えられた桜並木が見事に満開でした。
信州中野I.Cを出てR292を志賀高原へと向かいます。途中で立ち寄った「道の駅北信州やまのうち」の周辺は桜や桃(あんずかな?)の花が見頃を迎えていました。
志賀高原に向けてさらに高度をあげていくと、だんだんと雪山が迫ってきます。名古屋はもう初夏の陽気だったのに、ここには冬の名残が。路肩にも雪が出てきます。横手山(かな?)背景にD:5の後ろ姿をパチリ。
発哺などのスキー場ではたくさんのスキーヤーやボーダーが、滑り納めを楽しんでいました。雪の上にテーブルを広げてランチをしているファミリーやグループも多く、羨ましい限り。
そんな風景を左右に見ながら横手山ドライブインに到着。こんな雪の中を縫ってD:5は登ってきました。クルマの外気温計は何と1℃!
この横手山ドライブインのカレーライス、景色もよいこともあり、なかなか美味しくいただきましたよ。
さらにさらに高度を上げて走っていくと、まるで立山黒部アルペンルートのような雪の大谷が出現!写真が撮れなかったのが残念ですが、道の両側におよそ5mあろう雪の壁がそそり立つ姿は圧巻でした。そう、この区間は冬季通行止めが4月末に解除されたばかりの豪雪地帯なのです。
そんなわけで、ここが日本の国道で最も標高が高い渋峠。2172mです。
志賀草津道路に別れを告げて、白根から万座に下ります。先程までの雪景色とは一転、硫黄の吹き出す谷が現れます。
万座ハイウェーを、高原野菜で有名な嬬恋村へ走り、万座・鹿沢口駅から日本ロマンチック街道に入ると、正面には今なお噴火活動の続く浅間山が正面に見えます。
約300年前の浅間山の噴火で流れ出た溶岩がゴロゴロした奇怪な光景の鬼押出し園を散策。
浅間山観音堂を参拝して、次は白糸の滝へ。落差3m、幅70mほどの、本当に白糸のような姿の滝です。滝の水源は数十年前に浅間山に降った雨水が浸透しているそうです。富士の白糸の滝とは全く趣が違います。
ここに来たら定番の岩魚の炭火焼きをいただきます。
白糸の滝からは、渋滞を承知で三笠通りから旧軽銀座へ。夏にら白樺並木がきれいなのでしょうが、今はまだやっと芽吹いたところ。
それにしても軽井沢駅付近の渋滞は激しく、クルマを止めるところも満車だったので、旧軽の散策はパス。そのままR.18に出て小諸方面に走り、叔母のお薦め「追分けそば」へ。しかし閉店時間が何と16時…。ほんのタッチの差で間に合いませんでした。
で、中軽井沢付近で偶然発見した「かぎもとや」というそば屋さんへ。中に入ってビックリ!何と明治3年創業の老舗で、壁にはギッシリと有名人のサイン色紙が貼られています。中にはワタシの大好きな山崎努氏も。
天ぷらざるそばを食べましたが、ワタシの中で1、2に入るほどの絶品でした。あとで知ったのですが、けんちん汁も有名なんですね。ちょっと心残り…。
その後は軽井沢プリンスショッピングプラザ(軽井沢アウトレット)へ。池に映る夕暮れの浅間山がきれいです。
ちょうど、二人の娘の誕生日が近いので何かないかと探していたら、ナイキのお店でカワイイ配色のスニーカーを発見!しかも姉妹でお揃いで履けるサイズがあったので、これに決定!
しばらく色々なお店を見て歩いた後、21時半頃、今夜の宿である「旅籠屋軽井沢店」にチェックイン。素泊まりの自動車旅行者向けのホテルですが、オーナーさんの感じもよく、部屋もきれいで大満足。キングサイズのベッドで旅の疲れを癒します。
2013年5月4日
翌朝撮影の旅籠屋軽井沢店の様子です。素泊まりとはいえ、朝はパンとコーヒーとジュースを自由にいただくことができます。暖炉のあるラウンジで、オーナーに観光ルートのレクチャーを受けてチェックアウト。この旅籠屋さん、全国各地にあるのでクルマで旅行の際にはまた利用したいですね。
今日は中軽井沢周辺からスタート。星野リゾートグループが近年開発した観光施設が立ち並びます。まだ9時だというのに、もう観光客が出てきています。クルマだけは何とか駐車場に止めれました。
川のせせらぎに、何となく遅めの春を感じますね。
最初に歩いて軽く山を登って向かったのが石の教会と内村鑑三記念堂。ちょうど結婚式の最中で、しばらく見学を止められてしまいましたが、それが終わるとガイドツアーをしてくれます。平たい石を積み重ねたアーチ型の教会は厳かな雰囲気です。挙式直後の祭壇も最前列席で見学できました。撮影は禁止でしたが…。
記念堂にある、内村鑑三の書簡や資料が展示してあります。
星野リゾートのシャトルバスでハルニレテラスへ移動。軽井沢らしさにこだわった、新しいショップが並ぶ施設です。
その中にある「村民食堂」でランチ。ここは事前に妹がお薦めの店として紹介してくれていました。
軽井沢ポークのランチをいただきました。
ハルニレテラスではネイチャーツアーもやっていて、ハンモックで遊ぶこともできます。
お店はこんな感じで並んでいます。雑貨屋さんやそば屋さん、ジェラート屋さん、和菓子屋さん、ワイン屋さんなど魅力的な、そして旧軽地区とはまた違ったハイソな感じのお店たちです。
最後に丸山珈琲をテラスでいただき、ハルニレをあとにします。
と、ここで叔母が何と「小作のほうとうが食べたい」とタマゲタことを言い出します。まあ、大まかに軽井沢のハイライトは見学したので、ご要望に応えるべく帰路のルートを大幅変更。軽井沢から小諸を経て、R.141で野辺山高原経由で清里を目指します。
意外に順調に走ってきたので、夕飯にはまだ早いということで、毎年夏にキャンプ帰りに立ち寄る「まきば公園」へ。じゅんじゅん、ここの草原を走るのが大好きだったなぁ…。
で、ほうとうの「小作」清里店に到着。
やっぱりいつもと同じ、豚肉ほうとうをいただきます。
ここまできたら、やはりワタシにとっての聖地「武川」に立ち寄らないわけにはいきません。須玉から山越えして、釜無川を渡り、いつもの牧原交差点から大武川の河原へ。残雪の駒ヶ岳がぼんやり見えます。
この夏も、「フレンドパークむかわ」のキャンプ予約をしてあるのですが、果たして家族で来ることができるのだろうか…。
などと雑念を抱きながら、フレンドパークむかわ、篠沢大滝、ビッグランドのキャンプ場を道すがら見回り。どこもテントとタープの花がたくさん咲いていて羨ましい限りです。食鮮館エブリのある道の駅はくしゅうも混雑していたので、恒例のお米ジェラートはお預けに…。
そのままR.20を諏訪まで走り、中央道へ。途中小黒川P.Aで長めの休憩を取り、その後は渋滞の解消した中央道を名古屋までノンストップで走行。22時すぎ、叔母を送り届けて無事に帰着しました。
今回の1泊2日の走行距離は765.3Km。平均燃費は10.3Km/Lでした。