転勤した同僚「ニコちゃん」が帰省してきたのに合わせ、近況報告をしながら南紀方面に日帰りドライブに出かけました。
ニコちゃんは今回、食べたいものや行きたいところの希望を色々と挙げてくれました。なるべくご希望に沿えるよう、即興でルートを組み立てます。
今日の相棒もランニングコストに長けるエブリイワゴン。最近の遠出はコレばかりでD:5の出番がなかなかありません。
朝7時半に名古屋を出て、伊勢湾岸道〜東名阪道〜伊勢道〜紀勢道を経て、あとはR42号をひたすら南下。
最初に 道の駅紀伊長島マンボウ へ。ニコちゃんの希望でマンボウの串焼きを。ワタシは過去に食べて口に合わなかったのでパス。初めて食べたニコちゃんも、どうやら失敗だった様子…。
尾鷲を過ぎ矢ノ川峠を越え、佐田坂を下ると熊野。鬼ヶ城トンネルを抜けると七里御浜が現れ、獅子岩付近にはたくさんの鯉のぼりが、雨降り前の強い南風に揺れています。
紀宝町から昨秋の洪水被害をもたらした熊野川(十津川)を渡ると、和歌山県の新宮。さらに30分ほど走り太地町へ。
立ち寄ったのは 国民宿舎白鯨。ここでもニコちゃんの希望でクジラの刺し身をいただきます。
雨が降りだした中、那智の滝に移動。その道中は昨秋の豪雨水害の爪跡がたくさんありました。流され基礎だけ残った住宅、根こそぎ傾いた家や土砂崩れに埋まった家屋、崩れた道路、流れが変わってしまった那智川、崩落した山の斜面…。
いちばん心に刺さったのは廃墟となってしまった幼稚園。きっと濁流にさらされ、教室の中の物は全て流失したのでしょう。園庭に寂しげにたたずむ滑り台が印象的でした。
「がんばれ東北 負けるな和歌山」「ボランティアの皆さんありがとう」などの横断幕も目につきました。
那智の滝も滝壺付近を中心に豪雨被害を受けた様子。でも落差133mの滝自体は以前と変わらぬ姿で、滝見台からの眺めは圧巻。
瀧見寺、青岸渡寺、熊野那智大社を巡り、お土産店でニコちゃんは 黒飴ソフトクリーム を食べます。かなり甘くて濃厚で衝撃的な味だったようです。
那智勝浦で魚料理でもと思い、市街地を回りましたが時間帯が悪く営業している店がありません。雨も強くなり、帰り道の峠筋が雨量規制にならないとも限らないので帰路に就くことにしました。
熊野までは海から叩きつけるような激しい雨。それでもエブリイは怯むことなく佐田坂をグイグイ駆け上がり、矢ノ川から尾鷲に下っていきます。
尾鷲に入ったのは18時すぎ。ここでまたまたニコちゃんの希望でサンマ寿司を食べるために、R.42沿いの さんき という料理店に入ります。ワタシは海鮮丼をいただきましたが、大きなエビやウニ、イクラもたくさんのっており、さらに漁師汁もセットされて味も量も満足でした。
19時前に店をあとにし、近くのエネオスで10Lだけ給油。雨の降る中往路と同じ道のりを名古屋に向けて走ります。
鈴鹿と四日市の間で少し渋滞に遭いましたが思ったよりは流れは順調。22時過ぎに名古屋に帰着。最後もニコちゃんの希望で近所の うま屋らーめん に立ち寄り特製炒飯を食べたあと、解散となりました。
今回の総走行距離は597.9Kmで近頃の日帰り距離ではなかなかの長距離、平均燃費は何と15.04Km/Lで、このエブリイでは過去最高燃費でした。
ニコちゃんも希望を叶えることができて、大喜び。お盆休みの帰省時もどこかに出かけようと約束しました。
さてG.W後半は久々の家族旅行。ちょっと天気が心配ですが、北の方に出かけてきます。