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Posted by naturum at

2009年11月19日

尾白川リゾートオートキャンプ場( 09.9.20〜22)

今さらですが、シルバーウィークのキャンプのお話です。

我が家がこよなく愛する山梨県北杜市で、初秋のキャンプを楽しもうと、以前から「立て看板はあれど姿は見えず」、で気になっていた尾白川リゾートオートキャンプ場に行きしました。9月に入ってからの予約でしたが、ホームページのないキャンプ場なので飛び込みキャンパーが少なく(管理人さん談)、何とか確保できました。

9月20日(日)

超快晴の朝。予定より少し遅れて7時過ぎに自宅出発。既に中央道は渋滞気味。いつもの通り、S.A P.Aで買い喰いしながら長坂I.で出ます。

途中で食材を調達し、道の駅はくしゅう で好物「お米ジェラート」を食べて、13時に尾白川リゾートオートキャンプ場に到着。なるほど、通りからグッと下った場所にあるので道から場内が見えないワケです。

管理人さんにご挨拶をし、チェックイン。先着順で好きなサイトを選べます。残念ながら川沿いのサイトは埋まっていたので、一番奥の20番サイトに決定。広くて木立の中にある、落ち着けそうなサイトで、焚き火に使えるU字溝があります。ただし、眺望はイマイチです。

設営を終え一服している間にも、次々にキャンパーが入ってきて、ほぼ満サイトとなります。特に隣のサイトのデリカD:5でやってきたファミリーは、「小さな子供が多くてご迷惑かけますが…」と丁寧に挨拶に来られ、とても好感が持てます。

ちょっと白州と武川にドライブに出てみました。夏にはなかなか全貌を現さない甲斐駒ヶ岳が、今日は雲ひとつ無く聳えています。田圃のお米は黄金色に輝き、秋空には赤トンボが乱舞しています。何と贅沢な景色でしょう。小高い丘からは長い裾を引く八ヶ岳や明野の丘陵もよく見えます。付近のキャンプ場も巡ってみましたが、どこもテントの花が咲いて大賑わいです。

美しい景色を満喫して、シャルマンワインのワイナリーに寄ってみました。いくつかのワインを試飲して、奥さんの飲めそうな甘めのワインのミニボトルを買って、奥さんの運転でキャンプ場に帰りました。

暗くなる前に夕食の支度に入ります。メニューは久々に連れ出したダッチオーブンで作るローストチキン。ジューシーに美味しくできて、大満足です。

食後に花火を楽しみ、尾白の湯で入浴。大変な混雑で洗い場待ちの列も。21時で閉館なのでのんびりはできませんでしたが、それでも露天風呂で寛ぎました。

温泉から戻って来ると、お隣のD:5ファミリーが、「おかえりなさ〜い」と迎えてくれます。どこまでも気持ちのいいファミリーです。見習わなくてはなりません。

22時過ぎ、奥さんと娘はテントに入り就寝。ワタシはしばらくタープの下で焚き火を見ながらワインを飲んでまったりし、23時頃シュラフに入りました。

9月21日(月)

6時過ぎに目覚めました。今日もいい天気ですが、この秋一番の冷え込みでフリースを着ていてもひんやりします。

昨日、サンマを買っていたことを思いだし、洋風の朝食に炭火焼きのサンマを加えます。日が昇るにつれ、少し暑くなってきました。

朝食の片付けを終え、場内の広場でバトミントンを楽しみます。子供用ですが年長の娘には難しいようで、打ち返すのが精一杯です。

気温が上がってきたところで、キャンプ場脇を流れる尾白川に入ってみます。南アルプスから流れ出る清流はさすが日本百名水のひとつ、その透明度は素晴らしく、飲むと口の中で柔らかく広がります。すぐ近くを流れる大武川の水もキレイで美味しいのですが、尾白川の水はさらにまろやかに感じます。

そんな川で、棒と網を持っていつもの「ガサガサ」をやってみます。近くでは小振りのアマゴを釣り上げている親子もいます。この時期、さすがに泳いだりはしませんでしたが足を浸けている分にはとても気持ちがいいです。

昼食はいつもの通り、スパゲティー。今回はイタリアンとコンビーフの2種類。細目の麺に炒めタマネギとコンビーフを和えたスパゲティーは美味です。

午後は付近のドライブに出掛けます。我が家が毎夏お世話になる「フレンドパークむかわ」のキャンプ場を覗いてみると、今までに見たことがないぐらいの賑わい。これじゃ予約が取れなかったわけです。

北杜市街が一望できると聞く「牧場チロル」キャンプ場を経て舗装された林道を登って行くと、石空川の谷の向こうに精進ヶ滝が見えてきます。歩いて行ってみたかったのですが、時間が遅いのと娘が車内で眠りこけているので断念。引き返して夕飯の食材調達に向かいます。

途中、「アグリープルむかわ」付近で20頭ほどのサルの群れと遭遇。栗の木に登って枝を揺らしてイガを落とし、中から栗の実を取り出すという行動を連携しているサル、子サルを載せて歩いているサル、倉庫の屋根から見張りをしているサルなどがいました。観光で見る分には珍しい、可愛いで済むのでしょうが、地元の人々にとっては被害も深刻なのでしょう。

道の駅はくしゅうに隣接するスーパー「エブリー」で買い物をし、キャンプ場に戻るともう日が傾いています。急いで夕飯の支度に入ります。

ダッチオーブンで作った「キャベツ丸ごと煮」が今夜のメニュー。巨大なロールキャベツのようでもあります。柔らかくて味もよく染みていて、大成功でした。

片付けを終えて、今夜のお風呂は「むかわの湯」へ。22時までの営業なので、ゆっくりとお湯に浸かれます。

キャンプ場に戻り、娘を寝かせた後、奥さんと二人でタープ下でまったりとお酒を飲みます。今夜は昨夜のような冷え込みはなく、日が変わる頃まで寛いでから寝ました。

9月22日(火)

朝6時半頃起きてテントを出ると、残念なことに曇天。でも放射冷却がなかったので寒くはありません。

今日は最終日です。いつもの通り、卵 ベーコン キャベツ パン コーヒー ヨーグルトの朝食を食べ、撤収に入ります。昼過ぎのチェックアウトでいいですよ、とサービスしていただいたので、気持ちに余裕ができます。

娘は最初のうちは、ペグを抜いたりシュラフを丸めたりして手伝っていましたが、いつの間にか管理棟の前でたくさんのキャンパーや管理人さんの拍手喝采を受けながら、歌うわ踊るわのワンマンショーをしておりました。お調子者で困ります。

片付けも1時間ちょっとで終わり、しばらく場内の尾白川で遊びます。曇り空のせいで、昨日より水が冷たく感じ、長くは浸かっていられません。

11時頃、管理人さんと隣のサイトのキャンパーさんにご挨拶をして、尾白川リゾートオートキャンプ場をあとにしました。

せっかくなので、すぐ近くの 尾白の森名水公園ベルガ に寄りました。空中回廊や尾白川堰堤で遊び、池でニジマスを釣ってみます。でも、魚も満腹なのか、餌には見向きもしてくれず、結局規定数を網で掬ってもらい、炭火焼きにしました。

次に訪れたのは数年ぶりの サントリー白州工場 です。実はワタシ、ウィスキーが好きで、中でもこの工場でつくられる 白州12年 が大好きなのです。

しかし、その工程を見学するコースは夕方の最終まで予約で一杯。せっかくなので、場内のレストランで遅い昼食を摂り、南アルプス天然水の工程を見学しました。工場見学の好きな娘は、興味深々です。

見学後はお決まりの試飲会。奥さんにハンドルキーパーのカードを預けて、白州や天然水をいただきました。

※実はこのサントリー白州工場にある白い見学用のバスは、バスの好きな者から見ると超珍車です。ワタシはいすゞキュービックに乗ることになったのですが、UD車にも乗ってみたかった…ってマニアな話。

クルマに戻ると時刻は17時。そろそろ自宅へ向けて出発しなければならない時間でしたが、数年前からキャンプに来る度に気になっていた、武川の牧原にある「秋月菓子店」に寄ることにしました。

このお店は和洋菓子を手作りしていて、精進ヶ滝の上部から採ってきたよもぎを使ったお饅頭や、地元の幻のお米と言われる、武川48米を使ったプリンなどがあり、お土産に買うことにしました。年末には新装開店するそうです。

こうして、我が家「第二の故郷」とも言える北杜市をあとにし、奥さんの運転のまま須玉I.Cから中央道に入りました。

途中、手頃で美味いと評判の、小黒川P.Aのソースカツ丼を食べ、22時過ぎに名古屋の自宅に帰着しました。

今回の尾白川リゾートオートキャンプ場は、「リゾート」な雰囲気はありませんでしたが、コンパクトで他サイトを気にすることなく落ち着けるキャンプ場でした。木製の懐かしい電柱に電灯が灯っていたり、トイレは炊事場の作りも昭和な感じでした。次回は綺麗な川で泳げる季節に訪れたいと思いました。
  


Posted by アクアシルバー at 12:52キャンプ日記