2011年02月05日
新型 スズキ ソリオ







グレードは真ん中のX。助手席側電動スライドドアやエアロ、スマートキーやアルミも標準装備です。
スイフトと同じ1.2LエンジンとCVTですが、出足は燃費重視のため、かなりモッサリした感じ。回せばそれなりに力感を伴いますが、全体的にややアンダーパワーな印象。やっぱり1.5Lぐらいは欲しいなぁ。
クルマのサイズが小さいので取り回しはさすがに楽。スイフトより遥かに小回りが利きます。
でも背が高くて車幅が狭いので、軽のパレットほどではないけれど、コーナーや素早い切り返しでグラッとくる感じは否めません。フロアとルーフが反対方向に動く感じです。高速域での大型車とのスライドは風圧に負けてヨレヨレです。
エンジン透過音がワリと少ないせいか、タイヤによるロードノイズが大きめ。90Km/hを超えると頭上からの風切り音も大きくなります(ルーフに回り込んだスライドドアのオープニングラインのせい?)。
ブレーキのタッチもイマイチですね。制動距離が伸びるわけではないのですが、何か剛性感のない、ムニュっとした感じ。CVTでエンブレ効果も薄いので、Sモードに入れないと心許ないです。
使い勝手は良好ですね。このクラスには意外にも両側スライドドアのクルマが存在しなかったので、これは大きなウリです。ドア開口部は広くないものの、狭い場所でも乗り降りでき、低床なので子供や年配の方も乗降しやすそうです。
車内はとても広く、インパネ周りには収納もたっぷり。保冷機能のあるアッパーグローブボックスも装備しています。
ウォークスルーもできるし、フロントシートについては横方向のゆとりも含め快適です。ただ、シート位置とステアリングの位置が調整してもイマイチ合わないのはワタシだけ?
内装の質感も、スズキにしてはかなり頑張りましたね。樹脂部分の成型やシボ模様、トリムクロスも満足いく仕上がりです。欲を言えば助手席側にもセンターアームレストが欲しいところ。
リヤシートはリクライニングもスライドもするので、足元の広さは特筆モノです。サイドウィンドウが絞りこまれていないので、圧迫感は全くなし。ただ、長時間乗車では床の微妙な傾斜の関係でもしかしたら疲れるかも。センターシートベルトは天井から降りてくる3点式ですが、できれば真ん中席には座りたくないですね。
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