2011年11月23日
だから、デリカ。










行くまでの1週間、参加するかどうか大いに迷いましたが、結果としてとても楽しめましたよ。
自宅を4時39分に出発し、東名を東進。途中牧之原辺りで夜が明け、由比で日の出にあいました。
富士川S.Aで一息入れ、沼津からモビリティーパークに到着したのは8時半過ぎ。
あ、モビリティーパークと言っても、キャンプ場ではなく4駆車用のオフロードコースのほうです。
9時を過ぎると各地からデリカが集結し始め、少しずつ賑やかになってきます。
この企画、レッツゴー4WD誌と年末に発売予定のデリカスペシャルブック誌の出版社が主催で、参加した人はそれらの雑誌に掲載されることになります。
特に開会式などもなく、全く縛りのない自由なイベント。デモカー持参で出店したショップを冷やかして歩いたり、他オーナーのデリカを舐め回すように見て歩いたり、オーナー同士で名刺を交換したり…。思い思いに過ごします。
で、今回の最大のお楽しみは自分のデリカでオフロードコースを走れること。前日の大雨で一部クローズになっているセクションもありますが、無料なのはありがたい!
今まで同じデリカでも、スターワゴンやスペースギアがコースに入っているのは見たことがあるし、自身も技能講習を受けて走ったことがあるのですが、何と今回コースを最初に爆走し始めたのはD:5!
しかも堰を切ったようにD:5が次から次に入っていきます。外周路を爆走したり、泥しぶきをあげながら泥濘を突っ切ったり、シーソーを始めたり!
D:5もやっぱりデリカを名乗るだけありますね。
今まで泥を被ったD:5を見たことがなかったのですが、今日はルーフまでしっかり泥が跳ねているD:5が多数!そんな姿がさまになるのは、ミニバンの中ではデリカだけですね。
助手席に子どもを乗せて恐る恐るコースに入ってきたD:5のお父さんも、だんだん豪快な走りになってきます。もちろん子どもは大喜び!
ギャラリースタンドでは、そんな姿を見つめる奥さま方が、「ちょっと〜やめてよ〜」「壊れて帰れなくなったらどうするの〜」と嘆いています。
他にも、モーグルコースに歴代デリカが踏み入れて、自在に動く足回りを披露しています。角張った元祖クロカン1BOXの初代スターワゴン、デリカでオフロード競技に常連で参戦する「チーム森観光」の2代目スターワゴンやスペースギア。そして構造上、歴代デリカの中ではモーグルには無縁と思われるD:5までもが挑んでいます。
フロントスキッドプレートが山に刺さって脱出不能になったD:5をスターワゴンでレスキューしたり、激しく走ってスライドドアを脱落させたスペースギアを皆んなで直したり、犬ション状態になってプロペラシャフトが抜けてFF同然になったスターワゴンを修理したり、見ていて笑えるハプニングにギャラリーも大喜びです。
そう、コアなデリカ乗りのスゴいところは、壊れたデリカをその場で手早く、皆んなで協力直してしまうんですね。
他には三菱iの4インチアップがいたり、床下で雨宿りができそうな車高のスペースギアがいたり…。
オフロードを堪能した後は洗車をして、ショップで買ったパーツその場で装着し始めたりと、デリカ乗りにはテンション上がりっぱなしの1日でした。
明日の仕事に備え、少し早めの13時には帰路に就き、東名をのんびり走って17時半頃に帰宅しました。
総走行距離は515Km、平均燃費11.6Km/Lでした。
デリカD:5が登場した直後のCMコピーで、「だから、デリカ。」というのがありましたが、今回はちょっとD:5を見なおすキッカケになりました。歴代デリカ乗りのワタシにとって、D:5とても華奢な印象を持っていたので…。
まぁ、乗用車ベースの電子制御4駆なので、当然モーグルでの空転率や駆動力不足、対地障害角などの形状が振りなのは否めませんが…。でも現在のミニバンの中で、ここまで激しく遊べるのはやっぱりD:5以外にありませんね。