2012年06月03日
モンシロチョウの「セイリン」
校庭のキャベツに産み付けられた卵がひとり1個ずつ配られ、各自の飼育ケースの中で幼虫、脱皮、蛹、羽化、成虫になるのを観察するのです。
じゅんじゅんは、「セイリン」という出典のよくわからない名前をつけて可愛がっています。
週末は自宅に持ち帰り、エサのキャベツを与えたりフンの掃除をします。
最初は消ゴムのカスぐらいだった幼虫が3cmぐらいに成長し、間もなく蛹になるなぁと思っていた矢先でした。
突然の訃報…。
前日まで元気だった「セイリン」が、翌朝登校したら黒くなって、お亡くなりになっていたとか。担任の先生に「お気の毒ですが…」と診断されたようです。
翌日、じゅんじゅんは黒い服装で登校するといいます。同じく幼虫を失ったクラスメイトと共に葬儀を執り行うとかで…。校庭の片隅に穴を掘り好物のキャベツの葉を敷き詰め、男の子たちが動かなくなった「セイリン」をそっと葬り、盛り土をして花を手向けたそうです。どうやら5人が黒い服装で登校したようです。
自宅の じゅんじゅん の部屋には「セイリン」の在りし日の姿が飾られ、好物のキャベツ、成虫になって吸うはずだった蜜の出る花と水が供えられています。
「セイリン」の死因は不明(寄生蜂によるものと推定)ですが、短命ながらも大事にされて、天国で喜んでいることでしょう。