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Posted by naturum at

2014年05月11日

G.W 東北Pキャン旅行 その2 (2014.4.29)

2014年4月29日(火 祝)

おはようございます。5時に目覚めました。



昨夜は気付かなかったのですが、この道の駅には震災の資料室や被災した道路パトロールカー、道路標識が展示してありました。







今日からは、津波の被害が甚大だった場所をR45号で北上します。心して臨まねば。

パンと紅茶、ヨーグルトの朝食を済ませ、6時に出発します。

R45号は2桁国道ですが交通量は極めて少なく、殆んど片側1車線です。センターラインも追い越しを認めてくれる白色破線が続きます。

しばらくは内陸の旧北上川に沿っていますが、やがて太平洋が見えてきます。と同時に景色がガラリと変わりました。

道の両側には荒涼とした空き地、崩れた水門、橋脚だけ残った橋、仮設住宅、コンテナハウスのコンビニ…。

これが初めて目の当たりにした津波の痕跡。言葉を失いました。

志津川湾に至ると、左手にテレビで見た構築物がありました。南三陸町の、悲劇の防災庁舎です。



避難を呼び掛けていた女性職員さんが、流されてしまったんですよね。震災遺構として保存するか揺れていると聞いています。

R45号と並走するJR気仙沼線は、橋や道床も破壊されどこが軌道だったのかさえ不明な場所がありました。BRT(専用軌道バス)で仮復旧していますが、もう鉄道として復旧することはないのでしょうか。

途中で休憩した 道の駅大谷海岸。仮設の建物です。併設の JR大谷海岸駅 は、かつて海水浴客で賑わっていたそうです。今は線路すらなく…。





気仙沼まで来ると、少し賑やかな雰囲気になりました。復興工事の車両や建機レンタル店、トラックメーカーの販社、チェーン店の薬局やスーパー。少し気持ちが楽になりました。

只越峠を越えると宮城県から岩手県になります。すぐに現れるのが陸前高田。



車を止めて10分ぐらい歩くと、奇跡の一本松です。





この辺り一面が松林だったとは、にわかに信じられません。

その上空には、つい最近稼働を始めた、地盤沈下した土地の嵩上げに使う土砂を直接山から運ぶ巨大で長いベルトコンベア「希望のかけ橋」が渡っています。ダンプカーで運ぶと10年かかる仕事ですが、これを利用すると2年で終わるそうです。







道の駅高田松原。津波により破壊され休業中。建物の内部もあの日のままでした。とても写真に収められるものではありません。これも震災遺構として残るようです。



あまりの惨状にショックを受けましたが、今まで見てきた中では復興への前進が一番感じられました(我が名古屋市も陸前高田市を支援しています)。

さて、大船渡の 碁石海岸 に到着です。遊歩道を歩いて灯台や展望台を巡ります。









この 碁石海岸 のレストハウスで製造販売している いかすみせんべい を試食したところ、大変美味でして、お土産にします。

昼食は大船渡名物の「さんまラーメン」。萬来食堂でいただきました。



そして、本日のメインイベントである 三陸鉄道南リアス線 乗車のために、盛駅に向かいます。



コインパーキングがなくて困っていたら、駅前の広場に車を止めて列車に乗っても良いそうで。しかも無料。

ここ、NHKの「突撃アッとホーム」で、あまちゃんの能年玲奈ちゃんが三陸鉄道の職員と「暦の上ではディセンバー」を踊ったところなんですよ!あまちゃんファン(いや、能年玲奈ちゃんファン)として、これはテンション上がります。



盛駅構内。手袋が全線復旧を応援、そして祝います。







13時40分発の釜石ゆき列車は新車の36-700形。レトロ列車の36-R形も併結しています。運転士は全線復旧の特番でも登場した下村運転士。





甚大な津浪被害を受けながら見事に復旧した南リアス線。その車窓を三陸鉄道のアテンダントのガイドで楽しみながら、車内販売の 恋し浜ホタテ と 鍋焼き(手作りのりんご餡入りホットケーキみたいなもの) をいただきます。



14時40分、釜石到着。さすが鉄の町、復興途上でも賑わいがあります。駅にはジオラマも。





偶然、隣のJR釜石駅に到着した SL銀河 も見れました。牽引されていた客車が実は気動車で自走で引き込み線に入っていったのは興醒めでしたが。



折り返し16時15分発の盛ゆきに乗車。この36-700形は、クウェート政府からの支援で購入した車両です(クウェート政府から原油を提供され、それを売ったお金で購入)。













17時27分、盛に到着。そのまま徒歩で「THE BURGER HEARTS」というバーガーカフェへ。



「恋し浜ホタテバーガー」が有名だと聞いて来たのですが、人気メニューらしく本日完売。定番のハワイアンバーガーとコーヒーで夕食とします。



クルマに戻り、R45号を20分ほど北上。今夜は 夏虫の湯 でひと風呂浴びて、道の駅さんりく でPキャンすることにします。



本日の走行距離 159km。朝のスタートが早かったせいか、22時過ぎには爆睡に入りました。  


Posted by アクアシルバー at 21:55旅行日記

2014年05月11日

G.W 東北Pキャン旅行 その1 (2014.4.28)

ゴールインウィークの10連休を利用して、道の駅でPキャン(車中泊)をしながら、1週間をかけて、三陸海岸沿いをひとり旅に出ました。

昨年見事にハマってしまった連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台をもう一度訪れたいのと、未曾有の大災害から3年が経過した被災地の状況を、実際に確かめたい、というのが大きな目的です。

相棒はエブリイワゴンPZターボスペシャル。こんな感じで「にわかPキャン仕様」に変身です。



2014年4月28日(月)

日付が変わった0時ちょうどに自宅を出発。往路は名二環~東名~中央道~長野道~上信越道~関越道~北関東道~東北道のルート。



眠くなるまで走り続け、長野道の姨捨S.Aで3時間ほど仮眠。

目覚めた6時過ぎの善光寺平の風景。



横川S.Aで朝食と給油。富岡製糸の世界遺産登録の話題で賑わっています。



上河内S.Aの 豚きっき で朝から宇都宮餃子を。



菅生P.Aで少し早い昼食。噂に聞いていた 杜の牛タン定食。お決まりの麦とろ飯とテールスープも付いて1880円。





仙台北部道路~三陸道を経由して、13時過ぎに松島に到着。



東北地方の観光地では震災から最初に仮復旧したと聞いています。



観光船で松島一周クルーズ。カモメがたくさんいます。繁殖し過ぎて糞害が深刻なので、餌付けはしてはいけないそうです。









下船後、付近を散策。シーズンが間もなく終わる 焼きカキ や、これからシーズンに入る 穴子丼 の店がたくさんありますが、残念ながら満腹のため通過…。

一路、石巻方面に向かいます。途中のエネオスで給油をして、虫がぶつかり汚れてしまったエブリイを洗車。

石巻といえば、石ノ森萬画館。ナビで行っても見落としてしまうような、川の河口にあるんですね。



閉館時間が迫っていたので入館を諦め、入口にいたロボコンを写真に収めます。

よし、石巻焼きそばで1日目を締め括ろうと、石巻駅近くの 藤や食堂 に向かいますが、何と不定休の日に当たってしまい休み…。



仕方なく石巻駅を撮影して、今夜のPキャン予定地である 道の駅上品の郷(じょうぼんのさと) まで走ります。





ここは温泉もコンビニも併設されている人気の道の駅なので、すでにPキャンパーが並んでいます。

触ると壊れる お郷ちゃん がお出迎え。



夕食はここの海鮮ラーメンにしました。こ、これはウマイ!しかも800円!



食後は温泉に入り、クルマのバックドアを開けた下でキリンフリーとキウイとマカダミアナッツで乾杯。暑くも寒くもなく、夜風が心地よい夜でした。

22時には睡魔に襲われ、シュラフにはいりました。

本日の走行距離 813km。  


Posted by アクアシルバー at 09:10旅行日記